こんにちは、nanaoです。
今日はビンテージギターを買う時に注意する点をあげていきます。
私もビンテージの査定の際に、実際にチェックしています。
ネックの反り
ネックは以前にもお話しましたが、長年の使用によって、どのような反り具合になっているかをチェックします。
もちろん反っていない事が一番いいですが、反り具合によって調整方法が変わります。
例えば、順ゾリや逆ゾリなどはトラスロッドでの調整で直る可能性があるので特に問題ではないです。
ですが、ネックの付け根部分より角度がついていたり、トラスロッドで直らない反りの場合は、熱処理での調整が必要となり修理代がかかります。
力木剥がれ
裏板のブレーシング(力木)剥がれも大切なポイントです。
裏板のブレーシングは、左右4本づつの力木が通っており、1本づつをチェックします。
1箇所でも剥がれていると修理代がかかるた、よく見ておきましょう。
2本程だと、数千円で直りますが、剥がれているのが何箇所あるかで金額に差が出ます。
力木は、ギターの構造を維持する為に非常の重要な場所であり、剥がれている場合は特に全体を良くチェックします。
トップ板の状態
ギターのトップ板のアーチ具合については、指板に定規を置いて、盛り上がりや極端なへこみ等がないかをチェックします。
こちらも以前のブログでもお伝えしましたが、年数が経っているビンテージギターの場合、板の変形は致命傷となります。
その他、接着部分の剥がれ等、チェックします。
バインディングとブリッジ
バインディングは、経年変化で剥がれてくる事もあります。
少しであれば、すぐには支障はないですが、どんどん隙間は大きく剥がれてくるため、初めの段階で気付けるかがポイントです。
ブリッジも同じく、剥がれていないかチェックします。
フレット・弦高
極端にフレットが減っていないか?は見ましょう!
12フレットで弦高をチェックします。
サドルの高さやナットも、念の為チェックします。
まとめ
私もお店での買い取りや下取りの場合、様々なギターを検品しますが、出来るだけ買い取ってからはコストをかけたく無いですよね。
みなさんも同じだと思います。
以前のブログ『よくあるギター 修理の種類』も参考にしてみてください。
特にビンテージギターは高額な為、慎重に購入される事をオススメします。
出来るだけ、いろんな角度から検証して、いい楽器に巡り会えるといいですね。