こんにちは、nanaoです。
本日は弦高とサドルでの調整について書きます。
サドル調整が必要なケース
サドルの調整が必要になるケースでは、以下の悩みを持たれている方が多いのではないでしょうか。
- 弦高が高くて弾きづらい
- 弾くと音がビビっているのが気になる
- ピエゾピックアップのバランスが気になる
など、いろいろ相談を受ける事があります。
1番多いのは、『弦高が高くて弾きづらい』お悩みです。
サドルの調整は非常に簡単ですが、音にも影響が大きい部分ですので、慎重に調整しましょう。
出来るだけサドルの高さは残した方がいいです!
修理自体が簡単で、かつ修理代も安価なため、楽器店でもオススメします。
ですが、なぜ削る必要があるのか?を知っている方がいいでしょう。
なぜ、サドルを削るのか?
原因は様々、考えられますが、代表的な事例でお話します。
弦高が高くて弾きづらい場合
弦高が高くて弾きづらい場合には、考えられる原因として多いのは
* ネックの角度がついている
* トップ板が盛り上がっている
* ネックが順ゾリしている
の3つです。
もし、弦高が高いと感じる場合は、チェックしてみてください。
音がビビっているのが気になる
弦高が高いのとは逆に、弾くと音がビビる原因は
* トップ板が落ち込んでいる
* ネックが逆ゾリしている
が考えられます。この場合も、ギターの状態を確認してみましょう。
ピックアップのバランスが気になる
ピエゾタイプのピックアップを取り付けているギターで、ピエゾ部分とサドル部分の当たり方が悪い場合に見られます。
ピックアップが音を受け取る際のバランスが悪くなったり、部分により音が小さくなります。
サドルの調整とは
では、サドルの削り方について、簡単に触れていきます。
現在ギターに付いているサドルを、どのくらい削れば良いのか?を確認しましょう。
削る部分の測り方は、まず、ギターのチューニングを合わせます。
チューニングが合った状態で、12フレットのフレット上に定規を当て、弦の下までが何ミリかを測ります。
弦高の基本(目安)
おおよそ基本の弦高は
1弦側12フレットで2mm〜2.3mm
6弦側12フレットで2.5mm〜3mm
です。個人の好みや、弾くスタイルによって変わるため、自分の好みの弦高を知っておきましょう」。
弦高を測る際の注意点!
弦高を測る時は、必ずチューニングをした状態で合わせましょう。
なぜかというと、チューニングを緩めている時と合わせた時では、ネックの状況が変化します。よって、正確な弦高が測れないのです。
ギターを弾く時は、チューニングをした状態ですので、必ずチューニングを合わせた状態で測って下さい。
どのくらい削ればいいの?
例えば、好みの弦高が12フレット上で、1弦側が2mm/6弦側で2.5mmとします。
現在のギターの数値は、12フレット上で1弦側2,5mm/6弦側が3mmの場合、希望の弦高数値より、実際の数値が1弦側、6弦側で0.5mmずつ高くなっています。
サドルでの調整は、サドルを削る数値の半分の数値が12フレットでの弦高に反映されます。
よって、この場合のサドルの削り幅は、0.5mmの倍の1mmになります。
まとめ
ギターは繊細な楽器です。
先日のブログでもお話しましたが、季節によって湿度の変化で弦高は変わります。日々、正確な弦高を測ってあげることが大切です。
また、ご自分の好みの弦高の高さ、弾きやすい高さを見つけましょう。
私は、ギグケースの中には定規を入れてます。
参考までに私がいつも使っている定規を紹介します。
定規があれば、弦高だけでなく、ネックの反りなども見れます。
ホームセンターの工具コーナーにある30cmのステンレス定規でもいいので、1本用意しておくといいですね
定規の端に余白がないタイプが弦高を測るにはオススメです!
サドル調整は気軽に出来ますが、サドルの高さが無くなると、弦に張り(テンション)がなくなり、音も飛ばなくなります。
必要な場合を除いては下げ過ぎない事をオススメします。
次回もサドルの削り方について書いていきたいと思います。