こんにちは、nanaoです。
今日はアコースティックギターの価格の違いについて説明していきますね。
価格の差は様々な要素がありますが、まず、大きな価格の違いについては
ブランドの生産国、使用木材、構造
です。それぞれについて、お話します。
生産国の違いについて
ギターはブランドによって、日本製やアメリカ製、中国、韓国、インドネシア、オーストラリアなどさまざまな国で作られています。
ギターの価格帯により、生産国を分けているブランドもあります。
例えば、アコースティックギターのマーチンではUSA製が中心ですが、少し安い低価格モデルは、メキシコで作られています。
エレキギターならば、フェンダーギターはアメリカ製、メキシコ製、日本製もあり価格はさまざまです。同じFenderであっても、低価格のギターは本場アメリカ製造ではありません。
そして、生産国によって技術力が異なりますので、音も大きく左右されます。
昔と比べると、アジアの国も技術は上がってますが、まだまだ高額品に関しては他国に劣ります。
初心者ギターなどは中国製や韓国製、インドネシア製がほとんどです。
使用木材の違いについて
続いての価格の差は、木材の差が大きいです。
アコギの場合は特に、1枚の木材で作られている単板モデルか、プレスしている合板モデルかで値段の差があります。
やはり単板の1枚板は木材の加工に時間がかかり、技術も要します。
つぎに木材の種類やグレードによっても大きな差があります。
たとえばアコースティックギターの場合、トップ板だけでも様々な種類があります。
例えば、有名な木材では、、
*SITKA SPRUCE(シトカスプルース)
*RED SPRUCE(アディロンダックスプルース)
*ITALIAN ALPINE SPRUCE (イタリアンアルパインスプルース)
*ENGELMANN SPRUCE(イングルマンスプルース)
*MAHOGANY(マホガニー)
*KOA(コア)
*MAPLE(メイプル)
など。マホガニーやコア、メイプル材などはサイド&バックにも使われる事もあります。
上記の木材についても様々なグレードがあり、価格は一律ではありません。
今回は、価格差についてのテーマですので、木材についてはまた取り上げたいと思います。
ギターの構造について
木材の次はやはりギターの作りに大きな差が出てきます。
ひとつひとつのパーツの違いや加工、接着、塗装などです。
すべての項目を1人で作られるルシアーと呼ばれるギターの場合と、大きな工場で分業制で作られるギターの場合によっても価格は変わります。
パーツには、金属パーツのペグ1つでもブランドがあり、精度によって大きな価格差があります。
ギターを構成しているパーツそれぞれで値段は変わっていきます。
まとめ
ギターの値段が違う主な要因は、ブランドと生産国です。
その他にも、様々な要因があります。
- 生産国の違い(ブランドによる)
- 使用木材の違い
- 構造やパーツの違い
価格によって音が変わるのは当然ですが、ブランドによってのコンセプトも様々ですので、いろいろ試してみましょう。
よく、このギターは鳴る!!と、聞く事もあるかと思いますが、良く鳴るというのは音量ではありません。ボディーの響きや音の抜けの事です。
音量だけなら安いギターでも鳴らそうと思えば鳴ります。
ですが、弾いていてもまったく気持ちよくないです。。
音の好みは人それぞれですので、ぜひ、弾くのが楽しくなるようなギターに出会えるといいですね。