こんにちは。nanaoです。
みなさんは弦の張り替える頻度ってどれくらいですか??
よく、お客さんから弦が切れたと相談を受ける事があります。
なので、nanaoなりに研究しましたので、お話します。
結論から申し上げますと、
アコースティックギターの1弦と3弦は切れるもの
です!!
ただし、弦の切れる位置によって原因は変わります。
1 アコースティックギターの弦が切れる場所
12フレット付近の真ん中付近で切れる場合
12フレット辺りで弦が切れる場合は、弦の劣化が原因と考えられます。
ブリッジ付近で切れる場合
ブリッジ周りの場合は、ブリッジに接着されているサドルの影響が大きいです。サドルの角度やサドルの頭の溝が原因で弦が切れます。
ペグ付近で切れる場合
おそらく、ペグ付近で切れる事が1番多いのではないでしょうか。圧倒的に相談件数の多いペグ付近で弦が切れる原因について、次に説明します。
2 なぜ、1弦と3弦がよく切れるのか?
ペグ付近の弦が切れることで悩まれている人のほとんどは、1弦と3弦についてではないでしょうか?
1弦と3弦がよく切れる原因
まず1弦ですが、1弦はやはり他の弦と比べると弦が細く、どうしても切れ易くはなります。細い分、強度も弱いことが原因と考えられます。
そして3弦ですが、3弦はナットからペグまでの角度がつよく、弦も細いために切れるのです。ナットからペグまで、弦が張られている角度が強いということは、張力が大きくかかることになります。よって弦に負荷がかかるため、切れやすくなるのです。
弦を切れにくくする対策
下記の対応策で、ある程度は解決すると思います。
1弦と3弦はギターの弦を緩めない
ギターを弾いた後に、ギターへの負荷をかけないために弦を緩めることがあります。まず、弦を緩める際には、1弦と3弦だけは緩めず貼ったままにしましょう。弦を何度も緩めたり張ったりすると、どうしても負荷がかかり、切れてしまう原因となるため、1弦と3弦は緩めなくてもOKだと思います。その分、2.4.5.6弦を緩めてあげましょう。
ペグに多めに弦を巻く
弦交換でギターに弦を張る時に、少し多めにペグに弦を巻きましょう。弦交換の際に、余裕めに弦を巻き始めると、ペグ周りに多く弦を巻きつけることができます。ただし、多すぎるのもよくないですので、ほどほどに。
他には、ペグのポストを紙ヤスリでまるく整えることも有効かと思います。
3 弦交換のタイミング・時期について
弦は、目に見えなくても日々、劣化しております。特に音も変化していきます。
弦が伸びるとチューニングが合いづらくなったり、オクターブなども違和感が出てきます。
皆さんはどれくらいの頻度で弦を交換されていますか?
もちろん弾かれる頻度にもよるとは思いますが、ななおのオススメの交換時期は1ヶ月〜1.5ヶ月です。コーティング弦でも3ヶ月経過すると音も変化してきます。
最近は、コーティング弦のユーザーさんが増え、以前に比べて錆びることが少ないですが、あくまでも弦は消耗品です。サビとして目に見えていなくても、弦としては劣化しているのです。
プロのアーティストになると、ギターテックさんが毎回ステージ前に張り替えています。1曲づつ弦を交換するアーティストさんもいます!それほど音に影響はします。
4 まとめ
弦が切れる原因は場所によって変わりますが、1弦、3弦がよく切れて気になる場合には、少しの対策でも効果がありますので、ぜひ試してみてください。
弦は切れた時は前向きに弦交換をしながら、楽器を磨いてあげましょう。ギターは、弦を張っていると拭けない場所もありますので良い機会なのです。
また、ギター弦は消耗品のため、見た目が錆びていないから、ずっと張り替えないよりは時々交換をする方がいいですね。
弦は単品ではなく,必ずセットで交換してあげて下さい。
たまに切れた弦だけ変えられる方もいらっしゃいますが、弦のコンディションがバラバラになるため、全部交換するのがオススメです。
ちなみに。。。みなさん、この画像の何か異変に気づきましたか?
6弦なんて切れることはないですよね。笑