こんにちは、nanaoです。
本日はギターの管理について書いていきます。
みなさんはどのようにギターを保管してますか?
これからの時期は梅雨なので、湿度は高くなり、特に注意が必要です!
ギターの保管に最適な湿度は50%前後が目安
ギターを置いている場所に湿度計があると便利です。実は湿度50%は人間にとっても快適と言われていますので、ぜひ自分の為にも、出来る限り調整しましょう。
では、湿度の状況がどのようにギターに変化を及ぼすのか。
湿度60%以上
フレットや弦、ニッケル・クローム・金メッキなどのパーツがくすみが出ます。
TOP材などの木が膨張し、弦高が高くなったり、ブレーシングやブリッジの剥がれの原因にもなります。
湿度50%
ギターは最適な湿度で良い状態を保ちます
湿度40%
指板などの木材が収縮し、フレットの縁が突き出はじめます。
湿度35%
フレットの突き出具合が顕著に出てきます。
TOPの木材もゆがみが出て、光に当てると波打ったように見える事もあります。
湿度30%
ギターの木材に割れが出る恐れがあります。
割れが生じてなくても、TOPの木材は落ち込み、弦高も低くなり、ビビリ音が気になることもあります。
湿度25%以下になると(危険!)
ほとんどのギターは割れが生じます。
フレットの溝はバリがでて、演奏するには指が痛くなる事があります。
状態が悪くなってますので、購入店に相談しましょう。
などなど、湿度によってギターが変化してきます。
大事なのは、ギターの変化にいち早く気付けるか?です。
よく弾かれている人は気付くのも早く,早々に対応出来ます。
しかし、あまり弾かなくて置いている時間が長い人は、ケースを開けた時に割れていたと、手遅れになる事があります。
出来るだけギターに触ってあげることによって、ギターの異変に早く気付けます。早く対処すれば、大事には至らないと思います。
では、どのように対処するか?
ギターの湿度対策
これから梅雨の時期に入ると、ジメジメして湿度は高くなります。
そこで助かるのは除湿器です!
安いものだと4,000円(8-14畳)ぐらいからあります。
除湿器はギター以外にも、部屋のいろいろな場所での多湿な環境を改善するのに役立ちます。
湿度が高いと、カビ発生や細菌増殖の原因にもなります。
夏の対策だけでなく、冬は洗濯物の室内干し時にも便利です。
サイズにあったものを購入してはいかがでしょうか。
最近では安いものも売っているので、こちらのサイトをチェックしてみてください。
また、冷房を入れる事によっても湿度は下がります。
家にずーといる人は、冷房で下げる事も出来ます。ですが、外出する人の方が多いと思いますので、可能であれば除湿器をオススメします
湿度が上がるとTOPの板は膨らむ傾向にあります。
以前のブログ【アコースティックギターの弦は緩めるべき?】でも書きましたので参考にしてください。
木材の変化する時期に弦を張りっぱなしだと、さらにトップ材は持ち上がり、ギターが変形する恐れもあります。
特に、湿度の変化が大きな梅雨時期・乾燥時期は、弦を緩める事をオススメします。
まとめ
日本には四季があり、特に梅雨時期や乾燥時期は、ギターにとっては管理が難しい時期になります。
できるだけギターを見てあげて変化に気づきましょう。
ギターケースに入れておく湿度調整グッズもありますので【こちら】もチェックしてみてください。
ただ、入れておけば絶対大丈夫!って事はないですので、必ず湿度計でもチェックするようにしましょう。
湿度によってギターの状態は変化します。
これから梅雨に向けて、しっかり対策をして、大事なギターを良い状態に保てたらいいですね。