Gibson社のギターの今後について
経営破綻の現状

ギター
スポンサーリンク

こんにちは、nanaoです。

アメリカの有名なギターメーカーGibson(ギブソン)が、2018年5月に米連邦破産法第11条の適用で事実上の経営破綻をした話は、音楽業界に激震を走らせました。
当時、多くのアーティストさんの中でもTwitterなどで話題に上がりました。今日は、その後の現状についてお話します。

ギブソンギターは現在も作り続けられております!!

ニュースが出た時には、ギブソンギターは手に入らなくなるのかと思われた方も多く、実際に私も心配しました。実は私もギブソンのギターを所有しているからです。

さて、ギブソンのギターは実際、海外からどのようなルートでお客様のところに届いているのでしょう。

多くの海外ブランドは日本での販売に対して,日本の輸入販売代理店を通じて楽器店に納品されます。
例えば、Taylor(テイラー)だったりMartin(マーチン)だったりは日本の楽器店が窓口となり、メーカーに代わって販売、プロモーション、修理などを受け持ちます。

ギブソンは現在、Gibson Japan(ギブソン ジャパン)というギブソンの日本窓口となる会社(日本法人)を通じて契約している会社のみに納品されます。つまり、ギブソン社と契約している楽器店がお客さんに販売できるということです。

ですが、契約には非常に厳しい条件があり、大手楽器店のみ契約しているのが現状です。ならば、契約していない楽器店ではギブソンギターは買えないのでしょうか。そのための販売代理店がギブソン社にも存在します。ギブソン社と契約をしていない楽器店にはどのようなルートで入っているのかというと、ギブソン ジャパンから日本の販売代理店を通じて、各楽器店へ卸販売されています。そして、お客さんの元に届けられる仕組みです。

それでは、楽器店にとって、ギブソン社と契約することは
どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

1 楽器店がギブソン社と直接契約する?

メリット

  • 直接契約の為、仕入原価が安くなる
  • 新製品やアーティストモデルが優先的に入荷する
  • ギブソン工場での木材選定やカスタムモデルの打ち合わせを行うことが出来、オリジナル商品を販売できる

デメリット

  • 年間で、決まった本数を購入する契約の為、在庫過多になる可能性がある
  • 契約に際して保証金の支払いがある

細かく言うともっとありますが、大きな点は2つです。
逆に、小さな楽器店は、ギブソンジャパンより決められた販売代理店を通じて、仕入れを行います。だから、多少仕入れる金額は高くなりますが、必要な商品のみを仕入れる事が出来るメリットもあります。

2 GIBSON社の今後

ギブソン社の破綻については、負債額が最大5億ドル(約545億円)とも言われておりました。ではなぜ、経営破綻になったのか?というと、日本でも有名なオンキョーやティアック、フィリップスのオーディオ事業のWOOXの買収が一因にある様です。

ギブソン社は、これからは楽器に専念するようですので、これまで以上に良い楽器を作ってほしいですね。GibsonといえばLesPaulで1952年に発表以来、仕様変更を経て1958年に完成され、1958−1960年製のサンバーストモデルは現在でも高額に取引されています。

3 まとめ

オーヴィル・ギブソンは1896年から楽器製作をしており、非常に歴史があるブランドです。
ギブソンの経営破綻は、楽器業界では心配される声もありましたが、現在も製造は行なっており、今のところ、ギブソンギターが無くなる心配はありません。
ギブソンギターと直接契約をしている楽器店は、日本には少ないのが現状ですが、販売代理店を通して、契約をしていない楽器店へも届けられるため、欲しいギターがあれば、近くの楽器店へ聞いてみてもいいでしょう。

私もギブソンは好きなブランドの一つで、自分が所有しているJ-45は、1942年に発表後、仕様を変えながらも現在も人気モデルの一つです。
これからも良い商品を期待したいですね。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました