サドルの削り方。自分で削る時のポイントとは。

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こんにちは。nanaoです。

先日のブログ『ギターの弦高調整って?!サドルの調整とは。』の第2弾として、今回もサドルについて書いていきます。

サドルの高さについて(前回のおさらい)

先日と同じく、例をあげて考えてみます。

例えば、、

現在の弦高が

12フレット6弦側4.0mm/1弦側が3.5mm

の弦高だったとします。

弾きやすい好みの弦高は

12フレット6弦側2.5mm/1弦側が2.0mm

にしたい場合、その差は1.5mmです。

サドルは何ミリ削れば大丈夫でしょうか。

答えは・・・・3mmです。

サドルでの調整は、サドルを削る数値の半分の数値が12フレットでの弦高に反映される
ことを覚えておきましょう。

ただし、3mmも削るとかなり低くなりますね。

サドルの加工方法

では、実際にサドルを加工していきましょう。

サドルを低くしたい場合は、サドルをブリッジから抜き、削りたい高さをマーキングします。
ボールペンで線を引くだけでも大丈夫です。

通常はサドルの下を削ります。

逆に高くしたい場合は、現在ついているサドルよりも高いサドルを購入して調整します。
または、サドルの下(ブリッジのスロット部分)に敷物を挟む事で高さを増します。
販売用のサドルで調整できそうな場合はサドルを購入して加工する方がいいです。


パーツも素材を選ばなければ数百円で入手できます。

そして、サドルを削る場合は出来る限り直角に切削加工しましょう。

先日のブログで少し触れましたが、ピックアップなどが敷いてあるギターは、特に当たり方はシビアになります。

コツは、先程お話した線を引く時に、細い線(シャーペンの細い芯)を引くことです。
最初はゆっくり微調整しながら削っていくと綺麗に削れます。

ピックアップのバランスを調整したい場合は、例えば6弦側のみ音が大きい場合は6弦を少し削って調整します。

サドルとナットは、プラスチック、TUSQ,牛骨、象牙などの種類があります。
色は、白いものから、黒く染めているもの、オイル漬けでビンテージ感をだしているものまで様々あります。

オクターブ調整とは

今回はあくまでも弦高調整での加工なので、サドルのした部分を削りましたが、逆に山部分を削り弦の当たる位置をずらす事で、オクターブの調整ができます。

12フレットの上のハーモニクスと実際の音で音程が気になる場合は、山を削ってみましょう。

ハーモニクスと実際の押弦とで、押弦の方が高い場合はサドルの山を後方に、その逆は前方にずらす事によって調整します。
弦のコンディション等でもズレが生じる事がありますので、注意が必要です。

まとめ

弦高調整の方法の1つとして、サドル加工の方法があります。

自分でサドルを調整する際のポイントは

  • できる限り直角に削ること
  • 線を引く時は細い線を引くこと

ぜひ、素材の違いや弦高の高さなど、いろいろ試してみて、実際に弾きやすい調整ができるといいですね。
特に季節によって、弦高が変わる為ため、自分自身で調整できるようになる事をオススメします。
ナットの交換は大変ですが、サドルは気軽に変更出来ます。いろいろ試してみましょう!

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