こんにちは、nanaoです。
今日、私のお客さんより、相談を受けたことがあります。
最近、アコースティックギターの弦高が高くて弾きにくいとのことでした。
今回は、この時期によく聞く弦高の高さについてお話します。
弦高が高い原因
お客さんのギターをさっそく測ってみると、弦高は6弦側で3.5mm/1弦側で3.2mmありました。
今まで普通に使っていて、問題がなかったのにと思うかも知れません。
この原因は、、、トップのふくらみです!!
アコースティックギターのトップは、木材でできていますので、湿度で変化します。
このところの湿気で、湿度が高くなり、トップ板が持ち上がったのだと考えられます
対策
対処方法としては、サドルを下げる事もできるのですが、オススメしません。
一度サドルを下げてしまうと、今度は元に戻す際に新しいサドルを購入しないといけなくなるからです。
ギターのトップは湿度に左右されます。夏は弦高が高いから下げるとちょうどいいですが、逆に冬になると弦高が下がってビビる可能性が考えられます。
除湿機や除湿剤で湿気を取ることがいいでしょう。
身近なもので対処するのであれば、ドライペットのシートタイプの除湿剤をギターに入れてあげましょう。
2−3日でも効果があります!
ギターと湿度
ギターは湿度に弱いです。
どうしてもこの時期はすごく湿度が高いので、ギターの状態に影響が出ます。
私のお店は24時間自動で空調管理されてますので、エアコンの効果で乾燥しますが、家のギターはみなさんと同じ様に管理が大変です。
ギターが入荷する時は、段ボールやギターの中に乾燥剤を入れてあることもあります。
もちろん冬になると逆に乾燥する為,湿気を与えてあげないといけないのです。
以前のブログ『ギターの最適な環境とは?』で書きましたが、年間で注意しないといけない時期の湿気の多い時期(6月−8月)と乾燥時期(12月−2月)には特にお気をつけ下さい。
まとめ
ギターは湿度に左右されるため、夏と冬で弦高の高さが変わります。
調整はサドルでなく、湿度を調整してあげるようにしましょう。
時期によって管理の方法が変わ流ため、湿気の多い夏の時期の管理には、ケースの中に乾燥剤を入れて、弦を緩めて保管しましょう。